「勉強って何のためにするの?(=勉強めんどくちー!)」
「ほい、また来たぞ」と心の中で思いつつ、質問している相手の表情をよく見ながら考えます。
その時いったい何を考えているかというと、その質問している子どもの「気持ち」です(心を読む、なんてたいそうなことではなく)。
まずは肩の力を抜いて相手の話(訴え)をよく聞く、です。
そのためには基本に忠実に。 そう、オウム返し。
自分が何か答えようとするのではなく相手に話してもらうことに徹します。
一例を。
「『なんのために勉強をするのか』かあ。なるほど、鋭い質問だ。なんのためだろうねー。」
こんな感じです。
このあと、逆質問で変化球を投げてみます。
「じゃあ、もし勉強しなくてもいいとしたら浮いた時間で何して遊ぶ?」
「もし明日から1個だけしか勉強しなくていい!って言われたらどの教科を選ぶ?」
…たとえばこんな感じ。
アホっぽい質問でもとりあえず面白ければなんでもいいです。
文章で見るとまったく話の筋が通っていませんが、実際の会話だと意外に違和感なくいけます。
子どもが何か答えたら、
「パパなら勉強しなくていいならずっと野球ゲーム!」
「ママが1教科だけって選ぶとしたら国語かな~、いや、給食だ。」
悪ノリしてどんどん話を進めてもいいし、別の質問にいってもいいです。
もともと子どもは勉強しなくてすむなんて思ってないし、正しい答えなんて求めていないです。
なーんとなくウヤムヤになるまで楽しく会話を続けられたらオッケー。
その数日後はなぜが不思議なことにその子の勉強の不満が解消(または半減)されている・・・という不思議な現象が(理屈じゃよーわからん!)。
要するに、こちらがやってあげられることは「気がすむまでつきあってあげること」。
その子が気がすむところまでくれば、自動的に次の段階に進むようです。
大事なのは、その質問している子が自分なりに気がすむ・納得する・悟ることなんでしょうね(たぶん)。
★↓見ていただけたら2つポチリ!と押していただけると励みになります。