答えを覚えてしまえば計算しなくていいですよ、というお話です。
たとえば九九で「ハックななじゅうに(8×9=72)」は、計算ではなく言葉で覚えているので瞬間に答えが出てきます。
たし算やひき算でも、特によく使う繰り上がり・繰り下がりの計算だけを式と答えのワンセットで覚えてしまえばいいのです。
なあんだ、そんなことか!と拍子抜けしてしまうお話ですね。
でも実際、算数・数学が苦手な小・中学生の子の計算の様子をこまかく観察していると、たとえば6+8のような1桁の繰り上がりのたし算にさしかかると一瞬詰まっている光景を、本当によく見かけます。
もちろんスピードが落ちるだけで計算ができないわけではないので、テストではマルがつくし、何事もなかったかのようにそのまま流れてしまいます。
しかし、こんな小さな障害物がのちほど少しずつボディーブローのように効いてくるのです。
学年が上がり、少し長めの計算(中2の連立方程式や中3の2次方程式など)になると、障害物のカタマリを相手することになるので、億劫でしょうがなくなるのです。
できるだけ学年の早い段階でこの障害物を取り除いておきたいところです。
次回以降で、その具体的な練習方法をミスKさんに教えてもらいましょう。
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