これであまジン・マンガの第一部はおしまいです。
第一部の最終回は、勉強が苦手でクラスでも「笑い者」ポジションだったまりもちゃんが、見えない圧力に押されてくじけたところを、あえてもうひとがんばりすることで、次のステージに抜け出すことができたところでお話が終わりました。
しかし、実際多くの人はこのような知識がないため、圧力で戻された時点で「やっぱりダメだった」というお決まりのフレーズとともにあきらめてしまいます。
本人の意思にかかわらず、下のエリアから抜け出すことができないまま、中学・高校と進み、年季が入ることでますますポジションは強く固着し、その状態でゆっくりと感覚麻痺していきます。
感覚麻痺していることは自分では意識できないので、なぜいくら勉強しても全然頭に入ってこないのか、わかりません。
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マンガではこの見えない「圧力」を矢印のようなもので表現しました。 しかし実際はこんなナマやさしい形をしたものではありません。
人によっては、マンガでは描けないようなものがぎっしり詰まっていることがあります。「勉強」とはかけ離れたものが矢印の中に入っていることもしばしばです。
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塾にはいろんなかたが勉強に困って来られます。
トップ生を対象にする塾であれば「どうやって合格させるか」が最大のポイントになりますが、私がやっているような塾はさまざまな学年・学力・事情をもったかたが来られます。
面談をしているとき、生徒の頭上に、この目に見えない「圧力の矢印」がうっすら見えたとき。正直、本当に悩みます。
問題がその子の「勉強」とは違うからです。
一介の塾の立場で、いったいどこまで個人の問題に介入するべきなのか、また、介入できるのか、と。
なんらかの干渉を加えると、その子だけでなく、その子を取り巻く環境のバランスが崩れてしまうからです。一見マイナスと思える要因で周囲のバランスを保っているということもあるのです。
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「第一部、というからには第二部、三部もあるのか?」と言われると…うーん、まだ現時点でなんとも言えません。ネタだけでいうと1000回分以上は頭の中にあるのですが・・・
でも、もし描くとしたら。
第二部以降は、
「頭のよさ・勉強法・やる気」より実はもっと有効な事柄について。
人体の特徴を活かした勉強法。
国語・英語など語学系科目の勉強法。
社会・理科など暗記科目についてのお話。
などなど・・・
どんどんユニークな神様を登場させておもしろおかしく描いてみたら楽しいかなあとも思ったりしています。
また、学問の神様といわれる天神様(菅原道真公)についても、少し描いてみたいというのもあります。
学問の神様にお願いをきいてもらえる超強力な方法もいくつかあるので、機会あれば描いてみたいですね。
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