ある日突然訪れた都からの使者。 つ、ついに都からのお迎えが・・・?!
『私自身は謀反を計画していない。ただ、部下が計画しているのを知っていながら止めることができなかった』
藤原清貫の調書では、道真公のこんなセリフが残っています。 ううう…見事なまでに「シロをクロに変える」マジック。
道真公研究のいろんな著作物を見ると「道真公は自分から謀反計画をしたわけではないけど計画自体は知っていた」とするものが意外に多いのに驚きます。 「火のないところに煙はたたず」というわけですが、その根拠は藤原清貫の調書です。なぜかここに疑問を抱かず鵜呑みにしているという謎があります。
しかし、火のないところにでも無理に煙を起こして相手を打ち落とすのがこの世界。それは歴史上の冤罪の数々を見てもわかります。 ここは冷静に事実だけを並べ、本当にそんなクーデータ計画があったのかを推測してみたいと思います。
次回のマンガは、藤原清貫が「シロをクロに変えてしまった」調書のお話です。 あわせて、道真公の左遷理由となったクーデター計画についても、事実を並べてその有無を検証してみたいと思います。
お楽しみに!
★↓見ていただけたら2つポチリ!と押していただけると励みになります。