超ポジティブ楽天思考、そんなさすがの道真さんもついにショックで倒れてしまう出来事が・・・?
901年、元号が昌泰(しょうたい)→延喜(えんぎ)に変わります。
改元の理由が、逆臣(道真公のことを指す)の出現からの心機一転であることが明記されていました。この詔書を知って衝撃を受けた道真公は「つまずいて魂を失ってしまった」とあります。
道真公にとっては、まさに魂を失ってしまうような出来事でした。
改元を進言したのは・・・
出たっ!道真公左遷の前に、不気味な手紙を送ってよこした、あの三善清行です(マンガには登場しません)。またもや得意の占星術で天皇に改元を進言し、これが認められます。むう・・・ここまでされて怨霊になるなというほうが難しいくらい…徹底した攻撃でした。この改元は、都に帰りたい道真公の夢も希望も打ち砕くものだったでしょう。
道真公は亡くなる直前、あれだけ帰りたかった故郷・都ではなく「太宰府に埋葬してほしい」という遺言を残します(通常は故郷に埋葬します)。
ひょっとしたらこの改元が契機となって「都には二度と戻るものか!」と強い決意をしたのかもしれません。
次回のマンガで道真さん、とうとう力尽きてしまいます。そしてお話はいよいよ…道真さんの「怨霊伝説」へと進みます。
お楽しみに!
★↓見ていただけたら2つポチリ!と押していただけると励みになります。