あまジン★ガクモンの神様

おもしろ勉強マンガ

第107回 神様にスカウト! の巻

にっくき清貫め、カミナリ一発お見舞いよ! その時、背後から雷鳴のような声が・・・f:id:amazim76445483:20211005150358j:plain

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道真公の死から27年。「清涼殿への落雷」という衝撃的な事件が起こります。

大宰府で「シロをクロにする」、あの調書をとった藤原清貫(きよぬき)が宮廷内で雷の直撃を受けて亡くなります。

そのほか数名が亡くなったり大ケガをして宮廷は大変な騒ぎとなりました。

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雷に打たれた人々が焼け焦げて目の前で死んでいく様子を目撃した醍醐天皇は、ショックのあまりそのまま床に臥せ3か月後に亡くなります。

 

このとき落雷で亡くなった人物が藤原清貫だったことや、それが原因で醍醐天皇が体調を崩し亡くなったことが、道真公の怨霊伝説を確固たるものにしました。


現在ではあちこちの建物の高い位置で避雷針が見られ、かなり安全になりました。 しかしそれでも毎年20人ほどの人が落雷事故にみまわれるのですから、平安時代ならその何十倍も事故があったと想像します。

 

それにしても天皇の目前とは・・・怨霊伝説を確固たるものにするには十分すぎる事件でした。


宮廷への落雷事件をきっかけに、いつのまにか「菅原道真=天神」の呼称が一般的となります。

 

さて次回のマンガでは、人々の間でどんなふうに「道真さん=天神様」となっていったのか、その様子をリアルに(?)描いてみたいと思います。

 

お楽しみに!

 

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