「思考力を問う」が最近のトレンド。
たとえば、今年改訂された中学1年生の数学の教科書。
単元の導入1ページ目は、ぱっと見でこんな感じです。
◆2021年改訂 啓林館 中1数学の教科書「方程式」の導入1ページ目
うっ、文字おおい・・・ これが導入??
前回(2020年まで)の教科書は?
◆2020年まで 啓林館 中1数学の教科書「方程式」の導入ページ(1ページ目)
比べてみると、いくぶん、スッキリ。
文字の数が、ぜんぜん違う。
人によっては「どっちでもそんなに変わらないけどー?」と思うでしょう。
しかし、勉強が苦手な子どもの目線は違います。
文字が多くなればなるほど、比例してわからなくなる子が増える
そんな傾向があります。
たとえば、同じことを伝えて理解してもらうのに、伝える文字の数が増えれば増えるほど、比例して途中でついていけない子どもの割合が10%、20%、30%・・・と増えていきます。
今回の教科書改訂で、ひとりでも多くの生徒に理解してもらうためには、現場の先生の力量がかなり問われることになってしまいそうです。
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