あまジン★ガクモンの神様

おもしろ勉強マンガ

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

第90回 東風吹かば・・・の巻

いよいよ太宰府へ出発する道真さん。家族との永遠の別れ。しかし・・・道真さんのテンションはちょっとした旅行気分?強がっているだけなのかな? ■道真公追放は藤原時平が主犯? 道真公と藤原時平はバチバチの険悪な仲ではなく、時平の背後に時平を操るワル…

第89回 時平さんと道真さん の巻(その3)

太宰府へ出発する前日に道真公が時平を訪れた…これは完全にマンガのフィクションです。 ★↓見ていただけたら2つポチリ!と押していただけると励みになります。

第88回 時平さんと道真さん の巻(その2)

歴史物語『大鏡(おおかがみ)』の有名なお話をマンガにしました。 冷酷非情のイメージが強い藤原時平にもこんなおちゃめな一面が。道真公との息の合ったコンビぶりもうかがえるエピソードですね。 (マンガは少しだけニュアンスを変えています。原作では、カ…

第87回 時平さんと道真さん の巻(その1)

この時代には珍しい能力主義を採用した宇多天皇は、「仕事のできる」道真公と時平だけを過剰に取り立てます。このことで年輩の納言たちは大激怒、全員出仕ボイコットの騒動に!(実話)。 これは道真公だけではなく二人に対する嫌がらせで、時平も仕事に忙殺さ…

第86回 左遷はさせん! の巻

道真公に左遷命令が出たときの状況は記録が残ってないのでよくわかりませんが、過去の同じパターンから、おそらく不意打ちの発表だったと想像できます。 実際、左遷命令のわずか3週間ほど前に、「従二位(じゅにい)」という、貴族・超トップクラスの官位に昇…

第85回 道真公追放計画 の巻

道真公の改革は成功の気配がムンムン漂っていました。 道真公は学者・政治家以外に、おじいちゃんの代からやっている私塾も経営していて、ここから100人をこえる卒業生が官僚として宮廷内で活躍していました。 道真公は宮廷内で徒党を組んだり派閥を作ったり…

北野天満宮、2つめの影の大ボス

北野天満宮には「天神地祇」のほかもう1柱、目立たないところに「大ボス」がおられます。 本殿へ向かう参道にある目立たない祠ですが、「さりげなくこんなところにあるけど、これってよく考えるとものすごい神様ちゃうん?!」と、ちょっとビビります。 御…

北野天満宮、影の大ボス!?

北野天満宮といえば、ご祭神はいわずとしれた菅原道真公。 しかし実は・・・影の黒幕(?!)が。 境内の裏手に、天満宮の「大ボス」がおられます! この祠を参らずして何を参る!!! 北野天満宮の大ボス、摂社の筆頭「天神地祇(てんじんちぎ)」。 地祇と…

第84回 左右の新米大臣 の巻

ここでいよいよ宿敵・藤原時平(ときひら)の登場です。 すこーしだけ、意地悪そうな顔にしてみました。しかし服装が・・・黄色。 黄色い悪役・・・? 悪そうにみえませんよね。 道真公に関する本ををいろいろ読んでみると、今のところ「時平=極悪」でほぼ統…

第83回 じゃ、左大臣は? の巻

■右大臣の就任命令、3回も断る! 実際の道真公は右大臣の就任命令を、なんと3度も断っています。 この時代の慣習として昇進命令は2度まで辞退し3度目で受けていました(奥ゆかしい~京都っぽい~)。 しかし道真公は掟破りの「3度辞退」しています。 おそ…

第82回 道真公の大改革! の巻

■税が払えない人はいったいどうなるの? 他府県に逃げる・山にこもる・貴族の私有地で雇われる・浮浪者になる・強盗になる…のいずれかがほとんどでした。こうして税を払う人がどんどん減り、税収が落ち、国のおサイフが…大がピンチに! そこで道真公がとった…

第81回 白紙に戻そう、遣唐使 の巻

■遣唐使の廃止は改革の一歩! 道真公は、遣隋使から数えて300年ほど続いた遣唐使を廃止しましたが、ハッキリした根拠がありました。 ひとつは、すでに唐の国力が衰え切っていたこと。 道真公は遣唐使廃止の1年前、唐の留学僧からの手紙で唐国内の情報を得て…